物流管理システムの種類

１．入荷・在庫・出荷を管理する倉庫内部の物流管理システム

物流管理システムの種類の一つ目は、入荷・在庫・出荷を管理する物流管理システムです。

物流倉庫では、どのような品物がいくつ入荷し、在庫がいくつになったのか。出荷では、どのような品物がいくつ出荷されるのかを把握し、システムの在庫数と実際の在庫数が合うようにしておきます。

この在庫数が、システムで管理されていることにより、顧客には注文が可能かどうかわかります。ECシステムと組み合わせて用いられることもあります。

また、ピッキングのための伝票出力や、納品書の出力などもシステムで行うことができるものが多いです。

２．荷物の現在を管理する物流管理システム

物流管理システムの種類の二つ目は、荷物を出荷したときに、その荷物が現在どこにあるのかを管理する物流管理システムです。一つ目の物流管理システムと組み合わせて用いられることもあります。

出荷した荷物が、今どのような状態なのかを把握することができます。最近では、ECサイトがこのシステムを導入し、便利になりました。ECサイトから注文した荷物が、物流の番号で検索することで、倉庫にあるのか、出荷されたのか、移動中なのか、近くの物流倉庫まで届いたのか、配送中なのかといった、荷物の状態がわかります。

３．トラックの現在位置を管理する動態管理システム

物流管理システムの種類の三つ目は、トラックの現在位置を管理する動態管理システムです。

インターネットを介して、トラックの位置を地図上にプロットされるので、どの方向を向いてどこを移動中なのか、どれぐらいの速度で移動しているのかなどの情報がわかります。

トラックの他にも、路線バスでも導入されていることもあります。

最近では、スマホにアプリを入れることで、簡単に動態管理ができるようになるシステムも出ています。