EC物流倉庫に求められる業務とは?

ネット通販を始め、売上高が増えてくると、物流の手間が増えてくるので、物流部門を構築する必要が出てきます。物流部門を構築して採算に乗るためには、相当な販売数が必要です。

それまでは、EC物流企業にアウトソーシングすることをおすすめします。

この記事では、EC物流倉庫にはどのような作業が必要となるのかご説明します。アウトソーシングすべきか、自社でEC物流倉庫を持つべきかをご検討ください。

EC物流の通常業務

EC物流の通常業務をご説明します。

ピッキング・梱包・発送作業

ネット通販で注文が入ったら、決まった時間に出荷伝票を印刷します。その伝票に基づいて注文された商品をピッキングし、梱包・発送します。

この作業は誰にでもできそうな作業ですが、間違わずにピッキングし、ダンボール箱に正しい伝票を貼ることができるかがポイントになります。10件や20件では間違いなくできるかもしれませんが、慣れないとストレスがかかるものです。

商品の撮影

EC物流倉庫には、商品の在庫が納入されてきます。その商品をネット通販で販売するわけですから、写真撮影してホームページにアップロードする作業が必要となります。写真撮影は、物流倉庫の通常業務の一つです。

在庫管理

商品の在庫管理は物流倉庫の仕事になります。棚に在庫されている商品の数と、システムに登録されている在庫の数が一致しているのかどうかを、定期的にチェックする必要があります。

資材の在庫管理

在庫は、商品の在庫だけではありません。物流のためのダンボール箱やラッピングの資材など、物流に関する資材も在庫管理が必要となります。いくら商品の在庫があったとしても、ダンボール箱の在庫が無くなってしまったら出荷できなくなるわけです。ネット通販のダンボール箱は、自社のロゴが入った新品のダンボール箱を用いたいものです。

返品対応・返品再生

コンシューマ向けのネット通販では、返品が多いと思います。お客様の対応は本社スタッフが行うとしても、荷物が届くのは物流倉庫です。その対応も求められます。

返品された商品の検品や、返品再生を行います。

棚卸

定期的な重労働が棚卸です。ひたすら現品の数を数えていき、慣れないとぼーっとしてしまって、ミスも出がちです。

棚卸の数値が、ホームページ上に掲載される在庫数になるわけですから、ミスが許されない作業です。

物流業務の改善

EC物流を行う場合は、流通量の少ない段階から少しずつ仕組みやルールを構築していって、慣れていっていると思います。その慣れた仕組みやルールを維持していると、実のところ物流業務が非効率になっている場合があります。

物流業務が非効率だと、それだけ物流コストが上がることを意味し、ネット通販という価格がシビアなところでの競争力を下げてしまう恐れも出てきます。

当社ではトヨタ生産方式を導入して、日々物流改善を行っていますが、そういった努力をしないと価格競争力が低下するのです。

組織化と人材育成

上記のようなことを、物流スタッフ全員が理解・把握して、さまざまな業務が行えるようになり、また改善に協力してもらえるように、組織化していく必要があります。

また、先輩が後輩を訓練できるような仕組みだけでなく、それをカルチャーにまで高めていけるようにします。

そのために、仕組み化と業務マニュアルの構築・改善、徹底実施が大事になります。

もしEC物流をアウトソーシングしてくだされば、このようなことを自社で行わなくても手に入れることができます。EC物流のことなら、テスココンポにお任せください。