BtoB物流の種類とは?
チャーター便・ルート配送・3PLの違いと選び方
BtoB物流(企業間物流)とは、メーカーから卸売業者、卸売業者から小売店、あるいは倉庫から店舗など、企業同士の間で行われる商品の輸送・配送を指します。
BtoB物流の手法や契約形態には様々な種類があり、取り扱う商品の特性や出荷頻度、コストバランスに合わせて最適な手法を選ぶことが重要です。
本記事では、代表的なBtoB物流の種類(チャーター便、ルート配送便、3PL)の特徴や、契約期間(スポット対応・長期契約)による違いをわかりやすく解説します。
1.チャーター便(貸切便)
チャーター便は、トラックを1台丸ごとチャーター(貸切)して指定の目的地へ荷物を運ぶBtoB物流です。ドライバーの手配もセットで行われるのが一般的です。
チャーター便の特徴として、多くのドライバーはフォークリフトの運転資格を保有しているため、荷物の積み込み・荷降ろし作業まで代行・サポートしてくれます。
契約形態として、「急に大型の荷物が発生した」「特定の日にまとめて運びたい」といったスポット対応(単発契約)で利用されるケースが多い手法です。
2.ルート配送便(定期便)
ルート配送便は、決められた需要地や拠点間を、スケジュールに沿って定期的にトラックで行き来するBtoB物流です。
活用される場面は、例えば「東京と大阪の自社倉庫間を毎日往復する」「関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉など)の商業施設や店舗へ毎週決まった曜日に商品を届ける」といった用途で活用されます。
契約形態としては、配送スケジュールが固定化されているため、中長期の定期契約が多く用いられます。
3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)物流
3PLとは、倉庫での保管・集約から検品・梱包・店舗別配送まで、物流業務全体を一括してプロの物流事業者へアウトソーシングする手法です。デパートやコンビニ、大手チェーン店の物流などで広く用いられています。
3PLの特徴は、複数のメーカーから商品を物流倉庫に一括で集め、店舗ごとに必要な商品をコンテナに詰め替えて一括配送(クロスドッキング等)を行うことです。
納品先(需要地)では検品や入庫の作業が一元化されるため、納品時の手間や混雑が大幅に削減されます。
また、ルート配送トラックの「積み残しスペース(空きスペース)」を有効活用して他社の荷物を混載配送する高度な3PL手法もあります。
契約形態としては、物流システムの構築や拠点運用を伴うため、長期契約が基本となります。
契約期間によるBtoB物流の種類(スポット対応 or 長期契約)
BtoB物流は、「スポット対応(単発)」と「長期契約(定期)」の2つの契約形式に分けることもできます。自社の出荷規模や季節変動に応じて使い分けたり、両方を組み合わせて活用することがコスト削減の鍵となります。
スポット対応(単発利用)が適しているケース
- ・繁忙期やセール時など、一時的に出荷量が急増する場合
- ・決まったルートがなく、不定期に大型の納品が発生する場合
長期契約(定期利用)が適しているケース
- ・毎日・毎週決まった納品先へ安定して商品を配送したい場合
- ・倉庫管理(保管・棚卸)から発送までを一本化し、長期的な物流コストを最適化・固定化したい場合
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